NPO共育ファシリテーション「プロローグ」を語る｜不登校やひきこもりで悩んでいる子供たちの道しるべ保田隆のBeating Heart.net

八丁堀コミュニティーでのカウンセリング

不登校の状況にある子どもの多くは、自分の思いや悩みを誰にも言わないではなく、言えない状態・環境の中で、もがき、苦しんでいます。そんな子どもが一番気にしているのは、親（特に母親）の気持ち・表情なのです。自分が学校に行けていないことで、お母さんを苦しめてしまっていること、お母さんに心配をかけ、笑顔を奪ってしまっている自分を認め、許すことができず、最終的には自分を責め、もがき苦しんでいます。また、母親も子育てに奔走し、誰に相談し、頼ったらいいかわからず、苦悩の日々を送っています。「プロローグ」は、子どもだけでなく、母親を含めた家族に対するカウンセリング＝家族カウンセリングをベースにしています。まずは一人ひとりの心に寄り添い、ありのまま・あるがままを受容していく中で心の声を傾聴し、共感、さらに従来の「いいんだよ」「大丈夫だよ」で終わるカウンセリングではなく、良き方向へ一歩踏み出すための導きを行うカウンセリングをしていきます。共に悩み、考え、答えを探し、導いていく、これがプロローグの共育カウンセリングです。

のび太くんにとってのドラえもんの存在になりたい！

もし、あなたが不安になってふり向いた時に、のび太君をサポートするあのドラえもんのような存在が傍にいてくれたらどうでしょうか。あなたの不安をしっかりと受け止め、共感を示しながら、一緒になって解決策を考えてくれる・・・「プロローグ」のファシリテーターはそんなあなたの「ドラえもん」のような存在を目指しています！

フリースクール「プロローグ」に通い始めの頃、多くの子どもは自信と目標を失い、うつろな目をしています。しかし、ひとたび自分の中にやりたいことや夢を見つけると、爆発的にそのことに打ち込み信じられない変化を見せます。そんなきっかけを見つける手助けを行うのが、フリースクール「プロローグ」の役割なのです。もちろん、心に傷を負った経験のある子も多いため、スクールカウンセリングのできるスタッフによる心のケアやサポートも行っています。

一人ひとりのありのままを心から受け入れることを大切に、共に進んでいくための心の居場所を提供

フリースクール「プロローグ」は、「いつでも気軽に行きたい時に行ける！」が基本スタンス。すべてにおいて、自分のペースで「やりたいこと」「学びたいこと」を子ども自身が自ら考え、自ら決めて、自らが行動することを大切にしています。例えば、今日、何時に来て、何時に帰るのか・・・そこで何をするのか・・・「勉強する人」「友人やスタッフとの会話を楽しむ人」「ゲームをする人」「ひとりで過ごす人」など、すべて自由です。子どもの自主性を重視し、興味・関心に基づいたことをすることは、子ども自身の自分が（考える・決定・行動・責任）力を伸ばし、小さな自信へと繋がることで、一人ひとりの生きる力を育むことに繋がっていきます。つまり、学校や先生が主人公ではなく、子どもが主人公であり主役！子どものマイペース、マイルーム、マイシステムを尊重し、一人ひとりのあるがまま、ありのままを心から応援するのが、フリースクール「プロローグ」です。

フリースクール「プロローグ」では、特色のある講座が用意されています。自分の興味がある講座を自由にセレクトできるので、自分のやりたいことを見て触れて探せる絶好のチャンスです。また、社会で実際に活躍されている先生方の姿を通して、知識や技術以外の「人間力」を学ぶ場でもあります。数ある講座の中から、特徴的なものをピックアップしてご紹介します。

カラーセラピー講座

選ぶ色と順番で、その人の置かれている現状や、深層心理を知ることができるなど、女性を中心に注目されている「カラーセラピー」。
日本一背の高いカラーセラピストの山田剛史先生のご指導で、カラーセラピストの資格取得も可能。世の中が不安定で、みんな不安を持ってる現代だからこそ、将来お仕事にも活用できます。

フラワーアレンジメント講座

元暴走族という異色のプランツアーティスト谷口隆志先生のご指導で、フラワー装飾の基礎から学びます。
この講座の面白い所は、毎回テーマを決めて、例えば「友情」ならそれについて谷口先生が熱く語ります。その後、ディスカッションを行い生徒も同じテンションで思いをぶつけ合います。その思いの熱さをフラワーアレンジメントの作品に表現するのが特色。非常にユニークな講座です。

バンド講座

保田隆が、自分のCDに参加してくれているプロベーシストの前田順三さんと一緒に講師を担当するフリースクール「プロローグ」ならではの名物講座。
生徒達は日頃の成果を保田隆の参加するイベントの前座等で披露するのが、恒例となっています。学園祭は、年に一度の主役になれるステージ。これに向けて日々練習には励んでいます。